名言紹介の第8回目はフランスの作家:ロマン・ロランの言葉です。
「なぜ、できもしないことをあくせくするんだい?できることをしなければならない。我(わ)が為(な)し得(う)る程度を。私が想像するに、英雄というのは自分のできることをした人だ。ところが英雄ならざる人は自分のできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる。」
ロランは19世紀後半から20世紀前半という、2度にわたる世界大戦が勃発した激動の時代に生き、文学者の立場から人権尊重主義や平和主義の重要性を説き、全体主義や独裁主義を批判しました。
上記言葉は「自分の全力を出し切って最善を尽くすことに集中すること」の大切さを想起させてくれる名言だなあと感じます。
(文責:弁護士 澤村康治)