名言紹介の第2回目はローマ帝国最盛期の皇帝:マルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉です。
「人の一生はあまりにも短くて儚い。一日一日をあたかも人生最後の日であるかのように生きよ。」
アウレリウスはローマ帝国五賢帝の1人であったとともに、古代ギリシアに起源を持つストア派哲学を学んだ哲学者でもあったことから「哲人皇帝」とも呼ばれています(「鉄人皇帝」ではありません。念のため笑)。
46億年とも言われる地球の歴史や、138億年とさえ言われる宇宙の歴史などを突きつめて考えていくと、確かに人間の一生、ひいては数百万年と言われる人類の歴史ですら、ほんの一瞬の幻のようなものとも言えるかもしれません。
しかし一瞬の幻だからといって絶望しながら自暴自棄になって生きるよりも、一瞬の幻だからこそ奇跡的な確率のもとで折角生きている、かけがえのない一日一日を大切に充実させながら希望を持って生きた方が人生楽しいよ!という感じの、実はフットワークの軽い、明るく元気な名言のように私は感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか?
(文責:弁護士 澤村康治)